歯科コラム

合わない入れ歯を使い続けるとどうなる?リスクも解説

2024.08.07
合わない入れ歯を使い続けるとどうなる?リスクも解説

『せっかく作った入れ歯が合わなくなってきた

『入れ歯がズレて口の中が痛い』

『入れ歯が合わないまま使い続けて大丈夫なのかな?』

 

毎日合わない入れ歯を使い続けて、痛みや違和感、不快感に悩まされてはいませんか?入れ歯ってこんなものなんだろう、我慢するしかないんだろうな、と諦めてしまっていませんか?

入れ歯が合わない場合でも、入れ歯の修理や作り直し、別の治療法に切り替えるなど、解決する手段は多数あります。

入れ歯が合わないのには、必ず何か原因があります。その原因を特定して解決することで、入れ歯のズレによる不快感が解消され、より快適に日々を過ごすことができるようになります。

入れ歯が合わない原因

入れ歯が合わないままだと、歯茎に痛みを感じたり、痛みのせいで食事が噛みにくかったり、噛んだ時に入れ歯が沈んでしまったりと、さまざまな弊害が生じます。いま現在も合わない入れ歯を使い続けているというのは、とても苦痛なことだと思います。

入れ歯が合わなくなってしまうのには、主に2つの原因があります。まずはあなたの入れ歯がなぜ合わなくなってしまったのか、理解を深めていただくことで、その後の対策がとりやすくなります。

入れ歯が合わなくなる主な原因は以下の2つです

原因①:歯茎やあご骨の変形や残存歯に問題が起きた

入れ歯が合わない原因の大半は、患者様ご自身のお口の中の状態が、日々変化することにあります。特に入れ歯が必要なほど、健康な歯が抜け落ちてしまった状態だと、お口の中は急激に変化していきます。

歯を失うと、歯を支えていた骨が痩せてしまいます。骨が痩せることで、あご骨が変形してしまい、もともと合っていた入れ歯が合わなくなってしまうのです。同様に、歯を失うと歯茎も痩せてしまい、入れ歯が合わなくなってしまいます。

入れ歯の支えになっている残存歯も、入れ歯からの負荷の影響で傾き、グラつくことがあり、これも入れ歯が合わなくなる原因となります。

原因②:入れ歯が経年劣化した

患者様ご自身のお口の変化がなくても、入れ歯そのものが経年劣化してしまい、入れ歯が合わなくなる場合があります。

特に保険診療で作る入れ歯は、材料にレジンと呼ばれる、歯科用のプラスチックが使用されています。レジンは安価で扱いやすい反面、摩耗しやすく、変色や変質も起きやすい素材です。そのため保険診療の入れ歯は、自費診療の入れ歯と比べて経年劣化しやすく、入れ歯が合わなくなるという問題が起きやすいです。

保険診療の入れ歯に限らず、一度作った入れ歯が何十年も劣化せず、メンテナンスもなしに使い続けられる、ということはありません。入れ歯の経年劣化で合わなくなってしまった場合は、入れ歯のメンテナンスによって再び使用できる場合もあるので、歯科の受診をお勧めします。

当院では、入れ歯が合わなくてお困りの患者様に、最適な治療をご提案致します。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院にお越しください。

合わない入れ歯を使い続けると生じる5つのリスク

入れ歯が合わなくなる原因は、患者様のお口の中の問題と、入れ歯そのものの経年劣化の問題がある、ということはご理解いただけたかと思います。

このページをご覧の方には、入れ歯が合わなくてとても辛い、今すぐなんとかしたいという方もいれば、少し違和感があるが、放っておくか悩むといった方もおられるでしょう。

当院では少しの違和感であっても、入れ歯が合わないと感じるのであれば、歯科を受診することをお勧めしています。というのも、合わない入れ歯を使い続けることには、相応のリスクがあるからです。

合わない入れ歯を使い続けるリスクは、大きく分けて以下の5点です。

リスク①:口腔内の粘膜を傷つけやすくなる

合わない入れ歯は、口の中でズレ動いたり、本来力のかからない部分に力がかかったりします。そのまま使い続けると、食事や会話などお口を動かす際に粘膜と擦れて傷つけてしまい、痛みが生じ、口内炎ができる場合があります。

合わない入れ歯を使い続けることで、お口の粘膜が傷付いてできる口内炎のことを、義歯性口内炎とよびます。

リスク②:残存歯の寿命が縮まる可能性がある

合わない入れ歯を使い続けることで、残存歯(残っている健康な歯)の寿命を縮めてしまう可能性があります。

合わない入れ歯は、入れ歯を支えるための周囲の残存歯に、元々の予定よりも大きな力がかかってしまうことがあります。厳密に言えば、入れ歯が合っていても、支えとなる残存歯には負荷がかかるため、歯の寿命は多少短くなってしまいます。しかし入れ歯が合わない状態だと、より大きな負荷がかかるため、歯の寿命を大幅に縮めてしまいます。

リスク③:歯茎がブヨブヨに柔らかくなる可能性がある

合わない入れ歯を長く使い続けると、歯茎がブヨブヨに柔らかく肥大化する症状が起きることがあります。(フラビーガム)

フラビーガムは、合わない入れ歯によって歯茎に長期間刺激が加わることにより発生します。フラビーガムはコンニャクのような柔らかい組織なので、その部分の入れ歯の適合が悪くなり、元々合わなかった入れ歯がさらに合わなくなってしまいます。

リスク④:あごの骨が痩せる可能性がある

合わない入れ歯を使い続けると、あごの骨が痩せてしまう可能性があります。

人体には、使われていない箇所は衰えてしまうという特徴があります。そのため入れ歯が合わないままで、噛む力が弱くなってしまうと、使われていないあごの骨が痩せてしまいます。

反対に、合わない入れ歯によって過剰な負荷がかかっている場合も、負荷に耐えられなくなったあごの骨が痩せてしまいます。

しっかりと適合する入れ歯を使って、適切な力を加えることにより、あごの骨の健康を維持することが可能となります。

リスク⑤:顎関節症になる可能性がある

入れ歯が合わないままだと、顎関節症の原因になる可能性もあります。

入れ歯と残っている歯の噛み合わせが悪く、入れ歯の大きさやバランスが悪くて噛み合わせに影響が出ていると、片顎にだけ大きな負担がかかるようになります。その状態が長く続くと、筋肉のバランスが悪くなり、さらに片側の顎に負担がかかるという悪い循環が起きることも。

このような状態を放置していると、最終的には顎関節症を発症してしまいます。

入れ歯が合わないため、使わずにそのままにしておくと・・・

残っている歯に負担がかかります。その負担がダメージとなり、残っている歯の寿命を短くしていき、徐々に歯を失っていくことに繋がります。

また、残っている歯も、徐々に動くために入れ歯そのものも入らなくなってしまいます。入れ歯で噛むことによって、残っている歯への負担を軽くすることが出来、結果として歯を長持ちさせることに繋がります。また、噛めないからと入歯を使わずに、栄養を流動食、ゼリー食などに頼っていると、病気になりやすくなったり痴呆症になりやすくなったり、健康寿命が短くなってしまいます。

入れ歯が合わなくなってきたと感じたらすぐに歯科医院へ

 

今現在も合わない入れ歯を使い続けている方、入れ歯が合っていないと感じた際には、大きな問題が起きる前に歯科で問題解決していただければと思います。

合わない入れ歯を使い続けて酷い義歯性口内炎になり、残存歯が抜けてしまった場合、入れ歯の作り直しが必要になります。そうなる前の入れ歯が合わないと感じているタイミングであれば、簡単な修理や調整で対応できる場合もあります。

そのため少しでも合わない、違和感があると感じたら、早めに歯科医院を受診するのが最良です。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度西宮市の、あかつき歯科医院へご相談ください。

あかつき歯科医院オフィシャルサイト

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